河口部・汽水域・海
塩分濃度と浮き袋
一滴の水のなかには、目にみえない小さな生き物がたくさんすんでいます。 このコーナーでは、このような小さな生き物を拡大して、まるで目の前に浮かんでいるように展示しています。 プランクトンなどの小さな生き物は陸上の生き物では想像もつかないほど、変わった形をしています。 陸上の動物は、基本的に線対称な形をしていますが、水中で生活するゾウリムシなどの原生動物には、非対称な形をしたものが多く存在します。 そのため、らせんを描いて泳ぎます。形と動きのおもしろさに注目してみましょう。
■動物プランクトン
頭がとがっていて、まるで兜をかぶっているようにみえることから、この名前がつきました。 頭がとがるのは魚やフカサとよばれる昆虫などの捕食者から身をまもるためだと考えられています。 なぜなら、捕食者がいない池などでは、頭が丸くなるからです。
■植物プランクトン
植物プランクトンは太陽の光を浴びて、光合成により有機物をつくります。この有機物がさまざまな動物のえさのもとになります。
河口の生物たち
わたしたちが日ごろ目にする河川、ため池などには、おおくの種類の水草があります。 水草はいくつかの種類を除いて、ふだんはみえない水のなかにいます。 水草には、空気中につきでたもの(抽水植物)、葉を水面にひろげるもの(浮葉植物)、全体が水中に沈んでいるもの(沈水植物)、水面をただようもの(浮遊植物)などがあります。 このように、水草とは、生育段階の重要な時期(発芽、休眠など)を、水中か湿地のような場所ですごし、しかもその一生を沈水あるいは抽水状態で生育する植物のことをいうのです。
陸上の植物とはことなり、水草は、わたしたちにとってあまり身近ではありませんが、水のなかで、おたがいに陣取りをするように、環境におうじたかたちで、じょうずにくらしています。
貝類と藻類
初夏の風物誌として日本人にはなじみの深いホタル。 しかし、経済が大きく成長した昭和30年代を境に、ホタルはわたしたちの前から少しずつ姿を消していきました。 最近になって「ホタルはきれいな水の象徴」といわれ、町づくりのシンボルになったりもしています。 かつてホタルカゴは、手づくりのものが大活躍しました。 麦わらを釣鐘のように編みあげた籠、竹筒や空缶にガーゼをはったもの、また畑の青ネギなどもホタル入れに変身したようです。 成長しすぎたダイコンやカブの繊維をつかった籠もありました。 入れ物づくりにも、工夫がいっぱいみられました。
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